LOGIN今話では、龍夜くんがミユウを傷つけずに取り戻す、心の強さを描いています。アストラルブレイヴの力を攻撃ではなく、近づくため・受け流すために使っており、龍夜くんの成長が描かれています。そして、龍夜とミユウの運命は?!緊迫の魔界編!
短剣が、俺の胸を貫くはずだった。 けれど、衝撃は来ない。 気づいたときには、俺はミユウの短剣を両手で受け止めていた。 冷えきった刃が掌へ食い込み、焼けるような痛みが手首から両腕へ駆け上がる。 指の間から赤い雫が落ちた。 磨かれた石床に、小さな染みが一つ。また一つと増えていく。その音さえ、広大な玉座の間は逃さない。高い天井と黒い石壁が拾い上げ、幾重もの反響に変えて遠くへ運んでいく。 俺の目の前で、ミユウの赤い瞳が大きく見開かれていた。 背中に広がる黒い翼が空気を打ち、乱れた風が金色の髪を揺らす。けれど、短剣を握る腕は止まったまま。刃を押し込もうとする指先だけが、俺の目にも分かるほど震えている。「は……離せ! 死ぬぞ!」 鋭く突き放すはずの声が、途中で掠れた。 答えようと息を吸った瞬間、胸の奥を冷たい手で鷲掴みにされた。 鼓動が跳ねる。 一度、二度。間隔を狂わせながら暴れ、次には動くことを忘れたように弱まった。凍った杭を打ち込まれるような痛みが心臓から背中へ抜け、膝から力を奪っていく。 喉が狭まり、吸い込んだはずの空気が肺まで届かない。 視界も暗く狭まっていく。短剣の輪郭が滲み、ミユウの顔さえ遠ざかりかけた。 それでも、手を離せなかった。 俺はさっき、この刃を受け入れようとした。 死ねばミユウの手を汚す。そんなことは分かっていた。それでも俺が抵抗をやめれば、彼女が抱えている苦しみも終わるのではないかと、心のどこかで考えてしまった。 けれど、それは救うことじゃない。 ここで倒れれば、俺はミユウを魔王のもとへ置き去りにする。守ると誓った俺自身が、彼女を一人にして逃げることになる。 それだけは、死ぬことより怖い。「龍夜……?」 ミユウの声が小さくなる。 俺は刃を掴んだまま、滑りかけた右足を踏み直した。 靴底が石床を擦る。乾いた音は黒い柱の間を抜け、遥か後方に閉ざされた大扉へぶつかって戻ってきた。 玉座の間には、肌へまとわりつくような冷気が沈んでいる。天井を支える柱は太く、どれも人の力では動かせそうにない。壁際に灯された青白い炎は揺らぎもせず、俺たちの影だけを床へ長く伸ばしていた。 その影の先、赤黒い石段の最上部にラフィセルがいる。 漆黒の玉座へ深く身を預け、頬杖をついたまま俺たちを見下ろしていた。俺が刃を止めても、ミユウの
「わたしと戦え!」 鋭い声が、広大な玉座の間を切り裂いた。 高すぎる天井へ吸い込まれた声は、黒い石壁にぶつかり、幾重にも重なって戻ってくる。ひび割れた柱の隙間を冷たい風が抜け、床に散らばる小石を乾いた音とともに転がした。 その中心で、ミユウが黒い翼を広げている。 翼から舞い落ちた羽根は、白かった頃の面影を残していない。闇を固めたような黒が、床を這う紫色の光を受け、不吉な光沢を放っていた。 赤い瞳が、まっすぐ俺を射抜く。 俺は胸元を押さえながら、荒れかけた呼吸を整えた。 ミユウとの距離は、およそ三十歩。 さらに奥には、長い階段と巨大な玉座がそびえている。その上からラフィセルが俺たちを見下ろしていた。片肘をつき、ゆったりと脚を組んだ姿には、この場へ降りてくる気配すらない。 俺たちが傷つけ合うのを待っている。 その視線が、肌に絡みつくようだった。「剣を抜いて、龍夜くん」 ミユウの声は冷たかった。 けれど、俺の名を呼ぶ響きまで別人になったわけじゃない。その事実が、かえって胸の奥を深く抉った。「断る」 俺が答えると、ミユウの口元から笑みが消えた。 左手が持ち上がる。 細い指の周囲へ青白い光が集まり、空気が軋んだ。魔力が圧縮される音に反応し、俺は足裏へ力を込める。 次の瞬間、閃光が一直線に放たれた。 俺は右へ跳んだ。 光が残像を焼き払い、直前まで立っていた床を貫く。耳を打つ轟音とともに黒い石が砕け、鋭い破片が雨のように降り注いだ。 着地と同時に身体を低くする。 ミユウはもう次の攻撃へ移っていた。 振り下ろされた腕に合わせ、空気の壁が迫る。目には見えない。だが床の砂塵が一斉に押し流されるのを見て、その広さと速さを読んだ。 避け切れない。 俺は背後へ跳び、両腕を交差させた。 衝撃波が全身を叩く。 身体が宙へ浮き、背中から床へ落ちた。肺の空気が押し出される。それでも後頭部を打たないよう顎を引き、肩から斜めに転がって勢いを逃がす。 回転した視界の端で、柱の陰を捉えた。 床を蹴り、そこへ滑り込む。 直後、青白い光が柱へ命中した。 石壁の内側まで揺さぶる轟音が響き、頭上から砂と欠片が降ってくる。柱には深い亀裂が走り、今にも崩れ落ちそうに軋んでいた。「隠れても無駄よ」 靴音が近づく。 一歩ごとに重い反響を残し、ミユウが柱の向
「愚か者!」 冷え切った声が、玉座の間の高い天井へ突き刺さり、幾重にも反響して降ってきた。 ミユウの指が、俺の首へ容赦なく食い込んでいる。細い腕からは想像もできない力で持ち上げられ、爪先は黒い石床を離れていた。喉を塞がれた肺が空気を求めても、唇から漏れるのは掠れた吐息だけだった。 目の前には、見慣れた銀色の髪がある。 けれど、その背から広がる翼は白くない。艶のない漆黒の羽根が重なり合い、俺たちの頭上を覆っていた。わずかに翼が揺れるたび、羽根の隙間から黒い魔力が粉雪のように舞い落ち、床へ触れる前に闇へ溶けていく。 明かりを遮られた俺とミユウの影は、足元でひとつに重なっていた。向かい合う二人の影には見えない。巨大な黒い翼を持つ怪物が、人間を呑み込もうとしているようにしか見えなかった。 遥か後方では、白骨を思わせる長い階段が闇の中を延び、その頂に据えられた玉座へラフィセルが腰かけている。 床が割れようと、柱が揺れようと、すぐには届かないほど遠く、高い場所だ。 ラフィセルは頬杖をつき、薄い笑みを浮かべて俺たちを見下ろしていた。ようやく獲物が罠の中心へ踏み込んだことを確かめるような、静かで冷たい眼差しだった。「あんなちっぽけで無力なわたしはもういないわ」 ミユウが吐き捨てる。 堕天の力によって成長した姿は十六歳ほどに見えた。すらりと伸びた手足も、大人びた輪郭も、俺の知る姿とは違う。だが、何より遠く感じたのは、真っ直ぐ俺を見つめる瞳だった。 かつてそこに宿っていた柔らかな光はなく、凍りついた夜の湖のような冷たさだけがある。 首を締め上げる指へ、さらに力が込められた。 耳の奥で鼓動が鳴る。息を吸えない苦しさに重なり、胸の中心を冷たい刃で抉られるような痛みが走った。視界の端が黒く欠け、玉座の間の景色が遠ざかっていく。 それでも、俺はミユウの目を見続けた。「自分のことをそんなに否定するな」 喉を絞られた声は、ひどく掠れていた。「小さかったからって、お前が無力だったわけじゃない。お前は誰かが困っていたら、自分の危険も考えずに飛び出してただろ」 俺の声が石壁にぶつかり、弱々しく戻ってくる。 ミユウは答えなかった。 その表情にも変化はない。ただ、俺の首へ触れている指先がわずかに震えたように見えた。そう見えただけかもしれない。確かめようと目を凝らすよ
「うそ…だろ。なんで…お前…そんな」 声が震えた。 広大な玉座の間へ放たれたはずの言葉は、黒い柱と高い天井に何度も反響し、最後には冷たい石の壁へ吸い込まれていった。 返事はない。 正面に立つミユウは、俺が知る白い翼の少女ではなかった。 銀色の髪は変わらない。細い頬も、透き通るような瞳も、何度も俺へ笑いかけてくれた顔も同じだ。 けれど、その背中から広がっている翼だけが、夜よりも深い黒に染まっていた。 一枚一枚の羽根から闇色の魔力がこぼれ落ち、床を這う霧となって彼女の足元へ絡みついている。青白い燭台の炎が黒い翼に遮られ、ミユウの顔には凍りついたような影が差していた。 違う。 姿だけじゃない。 俺を見る目に、あのあたたかさがない。「ミユウ……」 名前を呼び、一歩踏み出した瞬間、胸の奥で冷たい輪が縮んだ。「ぐっ……!」 心臓を内側から握り潰されるような衝撃に、身体が前へ折れる。 俺は胸を押さえた。螺旋階段を駆け上がっていたときから続いている異変が、玉座の間へ入ってから急激に強まっている。 乱れた呼吸が、やけに大きく響いた。 床へ膝が落ちそうになる。 それでも、つま先に力を込めた。 ここまで来たのは、倒れるためじゃない。 あいつを連れて帰るためだ。 俺が顔を上げると、ミユウは黒い翼の向こうから俺を見下ろしていた。澄んだ瞳には、心配も迷いも浮かんでいない。 やがて、薄い唇が冷たく動いた。「無様な姿ね」 聞き慣れた声だった。 だからこそ、その言葉は刃より深く胸へ突き刺さった。 ミユウは具合が悪そうな誰かを見つければ、考えるより先に駆け寄るようなやつだった。苦しむ相手を見下ろして笑うなんて、俺の知るミユウなら絶対にしない。「そんな顔で、そんなこと言うなよ……」 絞り出した声に、ミユウは答えなかった。 黒い翼をゆっくりと畳み、俺へ背を向ける。 そして玉座へ向かって歩き出した。 一歩ごとに鳴る靴音が、冷たい空間を重く打つ。 俺から離れ、あいつへ近づいていく。 玉座の間の最奥には、黒銀の装飾に囲まれた巨大な玉座がそびえていた。その上に腰かけるラフィセルは、頬杖をついたまま俺たちを見下ろしている。 怒りも警戒もない。 俺がここへ来ることも、ミユウが俺の前に立つことも、最初から知っていたような顔だった。 玉座へ続く床には
靴底が石段を打つたび、乾いた足音が螺旋階段の奥へ吸い込まれていった。 ひび割れた石壁は肩が触れそうなほど近く、壁に掛けられた古いランタンだけが、狭い足元を頼りなく照らしている。炎は風もないのに揺れ、俺の金色の髪と、ねじれながら伸びていく影を何度も闇へ沈めた。 右へ、さらに右へ。 いくら登っても同じ景色が続き、中央の吹き抜けは底のない穴のように口を開けている。錆びた手すりの向こうを覗いても、下層の明かりさえ見えない。踏み外した石片が暗闇へ落ちていったが、いつまで待っても音は返ってこなかった。 胸の奥で、鼓動がひとつ大きく跳ねた。 続くはずの次の鼓動が来ない。 心臓だけが取り残されたような空白のあと、遅れを取り戻そうとする激しい脈動が胸を内側から叩いた。冷たい輪で締めつけられる感覚が強まり、吸い込んだ息が喉の途中で止まる。「っ……まだだ」 俺は胸元を押さえていた手を離した。 痛みがあることはわかっている。体が普段どおりではないことも、無視できるほど鈍くはない。 それでも、止まる理由にはならなかった。 この階段の先にミユウがいる。それなら今の俺に必要なのは、痛みの正体を考えることではなく、一段でも多く登ることだ。 視界を遮る曲がり角へ踏み込んだ瞬間、頭上の闇が膨らんだ。 俺は反射的に右手を伸ばした。「アストラルフレイム!」 金色の光が指先へ集まり、剣の形を結ぶ。 直後、上段から振り下ろされた巨大な爪が刃へ激突した。 耳を刺す金属音とともに、狭い階段の空気が爆ぜる。両腕へ押し潰すような重圧がかかり、足元の石段から何本もの亀裂が伸びた。俺は奥歯を噛みしめ、沈みそうになった腰を支える。 敵は上にいる。 ただでさえ狭い場所で、体重まで乗せた一撃を受け続ければ押し切られる。 俺は刃をわずかに傾け、爪の力を外壁側へ逃がした。黒い爪がアストラルフレイムの表面を滑り、石壁へ深く突き刺さる。 石の破片が頬をかすめた。 敵の腕の下を潜り、二段上へ踏み込む。懐へ入れば巨体の力は使えない。そう判断して剣を振り上げようとしたが、切っ先が低い天井へ触れた。 ほんの一瞬、剣筋が止まる。 その隙を、敵は見逃さなかった。 横から黒い衝撃が叩き込まれた。「ぐっ!」 体が浮き、外壁へ弾き飛ばされる。 俺は激突する直前に左足を壁へ突き立てた。靴底が石を削
「ミユウ!」 閉じかけた魔界の門へ、俺は手を伸ばした。 赤黒い光の裂け目が、刃のように細くなっていく。その向こうで、ラフィセルがミユウを連れ去ろうとしていた。白い翼を押さえ込まれても、ミユウは振り返り、まっすぐに俺を見ていた。 怯えきった顔ではなかった。 俺が来ると信じている目だった。「龍夜くん!」 声が届いた直後、ラフィセルの姿が闇に溶けた。 門が閉じる。 ミユウの白い指先が見えなくなり、赤黒い光は一本の線となって消えた。俺の手は、何もない空間をつかんだ。「ミユウ!」 返事はない。 鏡の池を渡ってきた冷たい風が、金色の髪を揺らした。さっきまで門があった場所には、黒く焼けたような円形の跡だけが残っている。「ミユウ! 聞こえるか!」 俺は拳で門の跡を叩いた。 固い壁を殴ったような衝撃が腕を走る。それでも構わず、もう一度拳を振り上げた。「ミユウ!」「いつまでそうやって叫んでいるつもりですか」 背後から飛んできたルゥの声が、俺の拳を止めた。 振り返ると、ルゥは腕を組んで立っていた。いつもと変わらない、偉そうな顔だ。けれど、その視線は俺ではなく、閉じた門へ向けられている。「叫べば門が開くのですか。あなたの声が大きいことくらい、もう十分に分かりました」「分かってる。だけど……!」 言いかけた言葉をのみ込む。 このまま名前を呼び続けても、何も変わらない。 ミユウは最後まで俺を見ていた。助けを諦めた顔ではなかった。なら、俺がここで立ち止まる理由はない。 俺は目を閉じ、一度だけ深く息を吸った。 冷たい空気が胸へ入る。速くなっていた鼓動を数え、吐く息と一緒に焦りを押し出した。 今やるべきことは、嘆くことじゃない。 閉じた門を開けることだ。「ルゥ。この門は、もう開かないのか」「通常の方法では無理でしょう。向こう側から閉じられた門です。鍵穴すら残っていません」「通常の方法なら、か」 ルゥがわずかに眉を動かした。 俺は再び門の跡へ向き直り、今度は拳ではなく、開いた手のひらを押し当てた。 氷に触れたような冷たさが皮膚から染み込んでくる。 だが、その奥に別のものがあった。 小さな脈。 閉じた門の向こうで何かが鼓動しているように、かすかな振動が手のひらへ返ってくる。 意識を集中すると、俺の身体の内側にも、それに応える熱が生
「雑魚だろ。そんなひょろくて能力もないやつが救世主なんて信じられん」 ルゥの声が、神殿の裏庭に冷たく落ちた。 白い石畳の上で、俺は拳を握ったまま動けなかった。言い返したいのに、喉の奥が焼けつくばかりで、うまく声にならない。 天界アストリアに召喚されてから、俺は何度も自分の弱さを見せつけられている。 戦闘力はない。魔力もない。剣を握っても、手のひらに残るのは頼りない重さだけ。 それでも、ミユウを守るためにここへ来たのだと、俺は思いたかった。「ルゥ、そんな言い方しないで」 俺の隣で、ミユウがむっと頬をふくらませた。 背中の白い羽が、朝の光を受けてやわらかく揺れる。神殿の庭に咲いた
「お前、なんで俺の名前知ってるんだ」 俺の声は、自分で思ったより低く響いた。 白い石で造られた広間は、天井がやたらと高い。柱には羽を広げた女神みたいな彫刻が並び、壁の奥では青白い光がゆらゆら揺れていた。 ここが天界アストリアだとか、俺が勇者として召喚されたとか、正直まだ頭が追いついていない。 それでも、一つだけ引っかかっていた。 目の前の少女――ミユウ・ネフェルト。 俺よりずっと小柄で、銀色の髪をふわりと揺らし、背中に大きな白い翼を持った少女。初対面のはずなのに、こいつは当然のように俺の名前を呼んだ。 瀬野龍夜。 俺が名乗る前に。 その事実だけは、どんな不思議な景色よりも気
白い扉の前で、俺は足を止めた。 測定の間。そこへ向かうまで、ミユウは俺の手首を掴んだまま、迷いなく歩いてきた。「龍夜くん、こっちだよ」「……これ、本当に必要なのか」 ミユウはきょとんと振り返った。白い羽が揺れ、銀色の髪が肩で跳ねる。「必要だよ。龍夜くんが、どんな力を持ってるか見るの」「持ってなかったら?」 自分でも嫌な聞き方だと思った。 けれどミユウは怒らない。俺の手首を離し、両手で俺の手を包んだ。「持ってなくても、龍夜くんは龍夜くんだよ」「それ、答えになってない」「うん。答えじゃないよ。でも、先に言いたかったの。水晶が見せるものが、ぜんぶじゃないって」 小さな掌は
教室の床が光った瞬間、俺の指先からスマホが滑り落ちた。 画面の中では勇者が剣を振り上げたまま止まり、机の脚も、上履きの先も、椅子の影も白く焼けていく。誰かのシャーペンが床に転がる音だけが、耳の奥でやけに大きく響いた。 次に膝へ触れたのは、教室の床ではなかった。 手のひらに食い込む、ざらついた石の冷たさ。肺に入った空気は、チョークではなく、古い香炉と雨上がりの石畳みたいな匂いがした。 俺は瀬野龍夜。漫画やゲームの世界に逃げ込み、異世界で無双する妄想ばかりしている、ごく普通の高校生だ。 ……なのに。 足元には白い線で描かれた巨大な円があった。文字、羽のような模様、薄く脈を打つ光。そ







